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ドローン配送実用化へ向けてチューリヒで試験運用

チューリヒを本拠地にインターネット通販を手掛けるsiroop社、ドローンメーカーMatternet社(本社:米国・カリフォルニア州)、メルセデス・ベンツ社は、ドローンで商品配送を行う試験的な運営を開始しました。

siroop
©Mercedes Benz Schweiz

このプロジェクトは、siroop社(スイス企業SwisscomCoopのジョイントベンチャー)の顧客がインターネットで注文した商品をドローンでの配送を試験的に運行するもので、荷物は重量2㎏未満でドローン輸送に適した形状のものに限られます。

商品は発送元の店舗で直接ドローンに積まれ、ドローンは本プロジェクト専用に開発されたMercedes Benz Vitosまで飛行します。専用車にはドローンが安全に離着陸できる装置が屋根に備わっており、荷受け後にチューリヒ市内4ヶ所にある中継地点へ荷物を運びます。荷物は中継地点で購入者まで配送する運送会社に引き渡され、ドローンは再び発送元店舗へ飛行して戻ります。

このプロジェクトは、世界で初めてドローンが都市環境において自律的に車の屋根部分を利用して離着陸を行うため、自律飛行システムのマイルストーンと見なされて注目されています。同プロジェクト発足の目的は、交通状況に左右されずに行う輸送によって、配送時間が短縮可能なドローンeコマースシステムを包括的にテストすることです。Matternet社のM2ドローンがこのプロジェクトで使われており、2kgの荷物を最長でおよそ20kmの距離まで運ぶことができます。 

「ドローンを利用した運送ネットワークは、日常的な消費行動を根本的に変えていくと考えています。」とMatternet社CEOの Andreas Raptopoulous氏は同社のプレスリリースでコメントしています。「スイスはこの最先端の技術分野の研究が盛んです。このような車とドローンによるネットワークを利用した試験的運営が実現したのは、欧州のみならず世界の都市でも初めてのことです。」

次段階として、この試験運営の3週間後に、高度なルート検索技術を用いた専用車とドローンの配置調整と自動受注管理システムの導入が予定されています。この技術により、専用車は中継地点でドローンの離着陸を待つのではなく、通常配送ルート上で適した場所を選択し、荷物の受け渡しが可能になります。

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