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HP、新ジュネーブ欧州統括本部を開業

HP社が入居する建物は、ジュネーブ近郊で進められている持続可能な不動産開発プロジェクト「The Hive」の最初の一区画となっています。

 

ジュネーブにあるHP社の新社屋
HP社の新欧州統括本部はジュネーブの「The Hive 02」に入居しています。© Carlo De Rosa

米国の大手パソコンメーカーであるヒューレット・パッカード社(本社:カリフォルニア州・パロアルト)は、2017年10月10日にジュネーブ州・メラン/サティニーの工業地区で新EMEA統括本部を開業しました。「The Hive 02」と命名された建物は延床面積7,350㎡の広さを誇る地上4階建てのビルです。建物内の1階および2階部分は、専門部門のヒューレット・パッカード エンタープライズが入居し、残りの部分を消費部門の HP Inc.がオフィスを構えており、合わせて約430人の雇用を創出しています。

HP社はジュネーブで最初に統括本部を構えた最初の外資系企業です。急速な発展を続けていた同社の欧州事業の拠点として、1968年に建設された約9,000㎡の全本社ビルは、現在は「The Hive 01」と名付けられ、リノベーションが施された後にハイテク分野の企業にテナントとして貸し出される予定です。

 

ジュネーブ、そして世界にも近い拠点


ジュネーブ空港に程近く、「The Hive」は世界中から最良の知識を集結させたハイテク企業の拠点となることを目指しています。更なる施設となる「The Hive 03」は、同社が研究を進めているサイバーセキュリテイ分野の企業向けに建設が予定されています。The Hiveの総面積は60,000㎡あり、長期的には6から10ほどの施設が建設され、3,000人以上が勤務する予定です。

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