Mercer社は、海外へ派遣された駐在員の生活の質に関するデータを提供するコンサルティング企業として、信頼を置かれている存在です。 毎年マーサー社は 世界生活環境調査 - 都市ランキング(Quality of Living City Ranking)を発表しています。 この調査結果は、世界450都市に暮らす海外駐在員を対象にした評価に基づいており、上位231位まで順位がランキングとして公表されます。 このランキングは、政治的安定性、ヘルスケア、教育、犯罪率や輸送などの要素を基準にして評価されます。
昨年と同様に、欧州の各都市は世界で最も高い生活の質を確保しています。スイスのチューリヒ、バーゼル、ジュネーブ、バーゼルもランキングの上位に入りました。 ウィーンが世界首位の座を維持する一方で、2位のチューリヒがそれに迫る勢いを見せています。 ジュネーブ(9位)とバーゼル(10位)は、今年もトップ10内に入り、ベルンは14位の評価でした。
2019年世界生活環境調査t - 都市ランキング(2019 Quality of Living Ranking)
1. ウィーン
2. チューリヒ
3. バンクーバー
3. ミュンヘン
3. オークランド
6. デュッセルドルフ
7. フランクフルト
8. コペンハーゲン
9. ジュネーブ
10. バーゼル
バーゼル、ベルン、そしてチューリヒのスイスの3都市は、欧州で2番目に安全な都市であると評価されました。欧州内でこれらの都市よりも安全なのは、ルクセンブルクのみです。
このようなランキングで、スイスは、伝統的に高得点を獲得してランキングの上位に評価されます。 国内の政治的安定性、低い犯罪率、優れた健康保険システム、高額給与などがスイスの評判を高めている要因です。 また、スイスはトップレベルの優れた人材にとっても、世界でも魅力的な国のひとつとされており、国連の世界人材競争力ランキングでは6年連続で首位の座を維持していることからも見て取れます(記事を読む)。