ビール/ビエンヌの駅に程近い位置に建設される5階建ての新しい施設は、スイス国内のプロジェクトのみならず、国際的なプロジェクトの発展にも寄与することでしょう。新施設の総面積は15,000㎡を超え、先端製造技術、産業デジタル化、医療技術、エネルギー貯蔵などの分野におけるイノベーションを推進します。Biel Innovation Parkは、産業用アプリケーションのインフラを提供するインダストリー4.0分野に特化したスイス初の施設です。
ベルン州経済局長のChristoph Ammann氏は、「Switzerland Innovation Park Bilel / Bienne (SIPBB)は、ベルン州のイノベーション推進過程において、急速にその重要性を増しています。」と述べています。2020年に開業するSIPBBは、Switzerland Innovationが展開する施設の中では唯一、自己資金運営となる見込みです。建設費用の4,500万スイスフランは、Switzerland Innovation Park Biel / Bienne SAの株主であるベルン州とベルン州立銀行が出資しています。
イノベーション推進と雇用増加を目指す
2016年、Switzerland Innovationはスイス国内に5箇所のイノベーションパーク建設を計画しました。それぞれの施設を通じて多くの企業やプロジェクトが創設され、それに伴い付加価値の高い職種が増加しています。2018年末までに、Switzerland Innovationが創出したフルタイム職種は50を超え、60人以上が新たに雇用されました。現在までに同施設内で活動するプロジェクトは185にのぼり、その総資本はおよそ3億スイスフランとされています。