ブランド評価を専門に取り扱うThe Brand Finance Groups社(本社:英国・ロンドン)は、毎年、世界各国のブランド力を評価するランキングを発表します。同社によると、国の評判は、その国内に拠点を置く企業のブランド力にも影響を及ぼすとされ、国として優れた評判は、その国にとって最も重要な価値のある財産に成り得ます。
スイスは、世界で2番目に強力なブランド
この調査では、国としてのブランド力の「強度」と「経済価値」の2点について着眼しています。 スイスのブランド力は89.9ポイントと、昨年の90.1ポイントより若干低くくなっています。 しかしながら、スイスは今年もブランド力のランキングで世界2位の評価でした。同項目の首位は、90.5ポイントを獲得したシンガポール(前年92.4ポイント)でした。
ブランドの価値は、 約1 兆ドル
世界各国のブランド力を経済価値の観点から見ても、スイスは同様に上位に入ります。 この調査によれば、 スイスのブランド力の市場価値は9,490億ドルにも上り、この金額は国際比較の16位に入ります(前年は15位)。 最も価値のあるブランド力を持つ国は、米国で、中国、ドイツ、日本が続いています。
この調査によると、スイスは「Swiss」というブランドをとても誠実に取り扱っています。 このことから、スイスの連邦参事会は、「Swiss made」が具体的に示すものを厳密に定めました。 特に、時計、チョコレート、チーズなどの産業が、このブランド力による恩恵を受けています。