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GEヘルスケアライフサイエンスがスイスに製造拠点を設立

Cytiva社(旧GE Healthcare Life Sciences、本社:米国・マサチューセッツ州)は、細胞・遺伝子治療における世界的な需要増加への対応として、スイス・ヴォー州グランに7,360㎡の新施設建設計画を発表しました。

Signy Parkに建設予定のCytiva社新製造拠点完成予想図
新施設建設により、Cytiva社は今後予想される需要増加のへの対応を強化します。©Cytiva

米国に本社を構える多国籍企業のGEヘルスケア社の一部門であるサイティバ社(旧GEヘルスケアライフサイエンス社は、ジュネーブ空港近くに立地するビジネスパーク「Signy Park」で新製造拠点設立を計画しています。新施設設立によって目指すのは、同社製品「Sepax」とセル処理システム「Sefia」用備品の生産です。しかし、この拠点は単なる製造設備に留まらず、先進的な細胞・遺伝子治療薬の製造も可能で、欧州内の顧客研修や教育イニシアティブ拠点としての機能が備わる予定です。敷地内には研究開発部門も設置される見込みです。

サイティバ社CEO兼社長のEmmanuel Ligner氏は、今回の投資は、同社の専門知識と製品に対する需要増加によって必然的にもたらされたものであると説明しています。「我々にとってスイスでの事業は、細胞・遺伝子治療を必要とする顧客に欠かせないものです。新施設設立により、製造処理能力を向上させ、研究部門、エンジニアリング部門、サービス部門の各チームが一体となって活動可能な拠点を提供することができます」と、コメントしています。また、「新施設は、サイティバ社がスイス西部の優秀な人材にとっても魅力的な勤務地と成り得えます」と、新規雇用にも期待を寄せています。

新施設は2022年に稼働開始を予定しており、最大200人の従業員の勤務可能で、米国、英国、スウェーデン、中国に展開する同社の製造拠点のグローバルネットワークを補完する存在となる見込みです。

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