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EPFLがインテリジェントシステムセンターを開設

スイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)が新設したインテリジェントシステムセンター (CIS) は、機械学習、データサイエンス、コンピュータビジョン、サイバー物理システム、ロボット工学の専門家を集める研究推進プラットフォームとして機能する見込みです。

EPFLインテリジェントシステムセンター
EPFLのインテリジェントシステムセンター(CIS) は、大学内のコンピュータ/コミュニケーションサイエンス、基礎科学、エンジニアリング学部の共同イニシアチブで新設され、インテリジェントシステムの戦略分野における実践的研究が進められる予定です。

EPFLは当初、はエンジニアリング(STI)、コンピュータ/コミュニケーションサイエンス(IC) 、基礎科学(SB)の各学部を統合することを目指していましたが、この度設立されたCISは、インテリジェントシステムに関連する分野に従事するEPFLの研究者をつなぎ、支援することを新たな使命としています。各分野の技術が集まることで、困難で動的な環境において複雑で繊細な意思決定を行うことができるインテリジェントシステムを構築するための技術開発が進められています。

「このように3つの学部が協力してインテリジェントシステムの名のもとに研究開発と技術移転を推進したことはありませんでした。CISはまた、デジタルトラストセンタースイスデータサイエンスセンターなどのEPFL内施設とシナジーを望むことが可能です」と、CIS事務局長のan Kerschgens氏はコメントしています。

ヴォー州・ローザンヌに位置するCISは、すでに近隣の機関と協力する機会を得ており、特に、新型コロナウイルスの世界的流行対策において実力を発揮しています。例えば、Coughvidアプリは、EPFLの組み込みシステム研究所 (ESL) が開発し、ローザンヌ大学病院、ユニサンテ、ベルン大学病院が医学的検証における支援を提供しています。

「EPFLは、新型コロナウイルス流行のような複雑で大規模な問題が発生した場合に、CISの恩恵を受け問題解決に取り組むことができます」と、STI教授でCIS運営委員のDavid Atienza氏は説明します。

CISはその他のプロジェクトでも、自律システム、ウェアラブル技術、ロボット従業員、スマートデバイス、ドローン技術、拡張現実、スマートハウス、先端製造などの開発を通じて、人工知能(AI)要素が組み込まれたことで仮想世界と現実世界の融合に対応可能なシステムの実践的研究を推進しています。

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