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IBMがスイス企業と共同で持続可能な道路建設へ

スイス企業LafargeHolcim社は、現在、IBM社と共同で建材プラットフォームORISの開発に取り組んでいます。同プラットフォームはAIを用いて道路建設におけるコスト削減と二酸化炭素排出量削減を実現し、工事過程の最適化を行います。

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昨年、スイスの建材メーカー LafargeHolcim(本社:スイス・ツーク州)は、ORISを「世界初のデジタルマテリアルプラットフォーム」として発表しました。ORISにより、道路設計の初期段階で建設過程とメンテナンスを含む総合的な視点で道路建設プロジェクトの評価が可能となり、地域で調達される天然資源や材料をより効率的に使用することで道路設計の最適化を実現します。LafargeHolcim社によると、ORISを使用することで、道路建設プロジェクトのコストを最大1/3の削減が可能となり、二酸化炭素排出量を半減も実現できるとしています。同時に、プロジェクトによって建設された設備の耐久性は3倍まで高まるとしています。

同社発表のプレスリリースによると、ORISは今後、IBM Servicesと共同で開発を行い、機械学習、人工知能、産業用IoTにおけるIBM社(本社:米国・ニューヨーク州)の専門知識を活用して、ORISの精度向上を目指すとしています。

「データに基づいたソリューションとデジタル技術を道路建設に用いることで、より循環型に持続可能で、かつ、低炭素や低資源を実現し、コスト効率の高い技術への変換の可能性を秘めている」と、IBM Europeのインダストリアル・ソリューション担当のHerve Rolland氏は述べています。IBM社は、IBM Servicesを通じて、企業による迅速なデジタル化を支援するソリューション開発を提供しています。

スイス - AI関連企業が集う国

スイスには、AI分野で世界的に有名な大学や研究所が揃い、最先端の研究が日頃から行われています。グーグルやIBM、マイクロソフトのような世界大手企業が、スイス国内でAI研究を進めているのも、研究機関との連携が大きな理由のひとつとして挙げられます。

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