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EPFL開発のシースルーマスクが製造段階へ

スイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)のEssentialTech Centerがスイス連邦材料試験研究所(Empa)と共同で開発した、完全にシースルーのサージカルマスク「HelloMask」が、まもなく製造段階に入ります。

 

シースルーマスク「HelloMask」に使用されている素材サンプル
シースルーマスク「HelloMask」に使用されている素材サンプル

スイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)のEssentialTech Centerはスイス連邦材料試験研究所(Empaと共同で、過去2年間にわたり透明な外科的保護素材の開発に取り組んできました。この度製品化される伝統的な形状でありながら完全シースルー型のサージカルマスクは、主に介護者と患者との関係を改善することを目的として開発され、特に、顔の表情によるコミュニケーションと解釈の改善に期待が寄せられています。

このシースルーマスク製造に必要な材料はバイオマスを主成分としており、既に素材として完成しており、その商業化のために設立されたスタートアップHMCARE社は100万スイスフランを調達に成功しています。EPFLとEmpaの2年間の研究の結果、従来のマスクに使用されている材料と同じ大きさで特定のポリマーで作られた膜を利用し、ウイルスや細菌を濾過しながら空気を通すことができます。

HelloMaskはスイス製に

この完全シースルーマスク「HelloMask」の製造は、当初はアジアでの製造を予定されていましたが、現在ではスイスで行う可能性が高くなっています。コロナウイルス感染拡大によって、伝統的なサージカルマスクの需要が高まっているため、スイス国内での生産ラインが間もなく開始される予定で、このスタートアップによるHelloMask製造も、これらの既存生産ラインに統合される可能性が高いです。現在、ヴォー州拠点を置くHMCARE社CEOが、複数の企業や行政との交渉を進めています。

HelloMask開発・製造プロジェクトは、立ち上げ当初に10以上の慈善基金から資金を受け、次に イノ・スイス(スイス政府が運営する科学的イノベーション推進機関)からの助成金を受けています。現在、HelloMaskの使用は主に医療関係者を対象としていますが、歯科医もこの製品に関心を示しており、今後の展開次第では、一般向けの商業化の可能性も視野に入れています。

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