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バーゼルの新施設「GRIDキャンパス」への入居契約が好調

スイス・イノベーション・パーク・バーゼルが戦略的パートナーとして参画し、現在、バーゼル州のアルシュビルに建設を進めている新施設「GRIDイノベーション・エンタープライズ・キャンパス」には、既にバーゼル大学の2研究所と製薬企業の入居が決まっています。竣工後には、スイス・イノベーション・パーク・バーゼルの本部もオフィスを構える予定です。

GRIDキャンパスの完成予想図
GRIDキャンパスの完成予想図 © Herzog & de Meuron

現在建設中にもかかわらず、「GRID (フランス語のGrandRéseaud’Innovation et deDéveloppementの略称)キャンパス」のオフィススペースや研究施設へのテナント入居契約数は順調に伸びています。総面積5万 ㎡を超える敷地には、バーゼル・ラント州アルシュヴィルで成長を続けるバイオテクノロジー分野における重要な拠点となる見込みで、スイス国内でも最も重要なライフサイエンス・エコシステムとされています。

キャンパススタイルにデザインされた特徴的な建物は建築事務所Herzog & de Meuron architects設計で、ザンクト・ガレンの建設企業SENN Construction AGによって工事が進められています。スイス・イノベーション・パーク・バーゼルは、2019年秋からGRIDプロジェクトの戦略的パートナーであり、アンカーテナントとして入居が決定しています。

SENN社が発表したプレスリリースによると、バーゼル大学内の2研究所が既にGRIDキャンパスへの移転を決定し、バーゼル大学とバーゼル大学病院が共同で運営するバイオメディカルエンジニアリング学部(DBE)も、2023年に3,500㎡程の敷地に移転を計画しており、継続的な発展が見込まれています。現状の計画ではキャンパス内で約150人の新規雇用を創出するとしていますが、加えて約100名分の学生用施設も設置される予定です。この新しいプラットフォームを利用することで、DBEは企業との本格的な共同研究なども可能となります。

バーゼル大学は、イノベーションと起業に関する窓口を担うイノベーションオフィスとしてGRIDプロジェクトに参加しており、2021年からは隣接する「イノベーションガレージ」にオフィスを移転します。

さらに、バイオ医薬品企業Basilea Pharmaceutica AGは、2022年半ばにGRIDキャンパスへの入居を計画し、同時に他拠点に分散しているチームを統合を予定しています。「GRIDキャンパスへの入居によって、この世界有数のライフサイエンスとテクノロジークラスターに位置し、革新的なスタートアップ企業、学術機関、バイオテクノロジー企業などとの近接性から受けられる恩恵は絶大です」と、CEOのDavid Veitchは同社のプレスリリースでコメントしています。加えて、Basilea社は、GRIDキャンパスへの入居が運営経費の削減効果をもたらすと見込んでいます。

SENN社のCEOを務める Johannes Senn氏は、「私たちは、人々の生活の向上に役立つあらゆる物事の集結点となるというビジョンを掲げ、その達成に一歩前進したことを嬉しく思っています」と説明しています。

 

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