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2022年、ヴァレー州シオンに新テクノロジーパークがオープン

スイス・ヴァレー州シオンに立地するEnergypolisは、2500万スイスフランの融資を受け、2022年にキャンパス内にヴァレー・イノベーション・パークを新設することを決定しました。

ヴァレー州・シオンにあるエネルギーポリス
2500万スイスフランの融資を受け、2022年までにヴァレー州・シオンに立地するEnergypolis Campusに独自のイノベーションパークの建設が決定しました。©Energypolis

スイス・イノベーション・パーク・ネットワークWEST EPFLに属するEnergypolis Campusは、スイスをイノベーションの世界的リーダーとして位置づける成長を続けています。

ヴァレー州議会による2500万スイスフランの融資が決定し、Energypolis Cumpusは、2022年からEPFLイノベーションパークの支部となるヴァレー・イノベーション・パークの設立が決まりました。このイノベーションパーク新設は、キャンパス内のスタートアップや大手企業の研究部門にワークスペース、研究インフラ、機器とともに、地域のイノベーション・エコシステムへのアクセスを提供することを目的としています。

ヴァレー州における技術移転の強化

既に新設のヴァレー・イノベーション・パークには、米国のスタートアップNatron Energy社(本社:米国・カリフォルニア州)や、再生可能エネルギー分野で活動するSolar Impulse社のスピンオフであるH55社の入居が決まっています。

Natron Energy社は、プルシアンブルーを基盤とする電極を用いた電池を開発しており、スイス企業のLonza社と緊密な協力関係を構築しています。また、この技術の開発や生産はシオンで行われています。同社はまた、スイス・ヴァレー州に立地する強みを最大限に活かし、技術の更なる最適化のためにスイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFLと協力し、HES-SO Valais-Wallisとも産業プロセス最適化のための協力関係を結んでいます。

Foundation the Arkの支援を受け、現在はシオン空港を拠点に活動しているH55社は、航空輸送をよりクリーン、安全、静かな環境で、且つ、便利に活用できる新しい電気推進技術の開発に取り組んでいます。

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