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ベルン大学開発の機器で宇宙生命体探索がさらなる段階へ

宇宙に生命体が存在するのは地球だけでしょうか?
人類が持つ最も基本的な疑問の一つに対して、ベルン大学で開発された高感度質量分析計「ORIGIN」が答えを出してくれるかもしれません。

科学機器
試験装置内の質量分析計ORIGIN ©University of Bern

過去から現在にわたる地球外生命体存在の証拠を発見することは、我々地球の生命の発生と進化を科学的に理解するうえで非常に重要です。過去40年間、多くの宇宙探査ミッションが、着陸プラットフォームやローバーに搭載された高度特殊機器を用いて太陽系における生命の痕跡を探査してきました。

ベルン大学のAndreas Riedo氏とNiels Ligterink氏が率いる研究グループが、微小な生命の断片を検出・特定できる質量分析計「ORIGIN」を開発しました。Nature Scientific Reportsに掲載された記事で報告された機器は、測定感度の点で既存の宇宙機器を上回っており、既に多くの国際宇宙機関が、将来の探査ミッションに向けてORIGINに大きな関心を示しています。実際、NASAは北極圏での試験ミッションにスイスの研究者を招待しています。

宇宙研究の理想的な条件

ベルンは宇宙開発のパイオニアとして長い歴史を持ち、最先端の宇宙機器の製造に最適な条件を持ち合わせています。1969年、ベルン大学が初の月探査アポロ計画に参加し、太陽風の実験を行って以来、NASA(米国)、ESA(欧州)、ロスコスモス(ロシア)などの宇宙機関によるミッション用に、数多くの機器がベルンで製造されてきました。地質学、化学、質量分析、レーザー物理学を専門とする研究者と、資格を持つ技術者が共同で活動するベルン大学の独特な学際的環境が研究に大きく貢献しています。また、他大学と比べて最小限の手続きで研究が進められるため、より効果的に科学に集中できる環境を提供します。

 

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