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MSDグループがルツェルンにスピンオフ設立

米大手製薬グループのMSD社が、女性向け医療事業とバイオシミラー事業を分離し、新会社Organon&Coをルツェルンに設立することを発表しました。同社新設により、ルツェルン地域では新たに約150人の雇用が創出される見込みです。

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MSDグループがスピンオフのOrganon&Coをルツェルンに設立。©MSD

米大手製薬グループMSD( Merck Sharp & Dohme Corp.、本社:米国・ニュージャージ州)は、その実績を伴うブランドとともに女性向け医療事業とバイオシミラー事業を分離し、新たに独立したOrganon & Co.設立します。MSD社発表のプレスリリースによると、新社屋はルツェルンに立地し、法的手続きは2021年第二四半期中に完了する見通しです。ルツェルン地域の日刊紙「Luzerner Zeitung」の記事によると、同社は本年中にニューヨーク証券取引所での上場を目指しています。また、既存のMSD社スイス拠点に勤務者の異動も含め、新設Organon社では約150人の新しい雇用が創出される見込みです。

Organon社はスイスを拠点に、科学、医療、商業分野の行政手続きなどを含む広範な地域&グローバル統括活動を予定しています。MSD社はルツェルン地域を「バイオ医薬品イノベーションを促す成長環境と比類のない機会」を提供する立地と評価し、今回の設立は「ルツェルン州と自治体への責任を体現化したもの」と位置付けています。また、同社経済部ディレクターのFabian Peter氏は、「ルツェルンにおけるOrganon社新設は、当社の事業とイノベーション拠点にとって貴重な資産となります」と、コメントしています。

MSD社は既にルツェルン州に4拠点とチューリヒ州に1拠点を構え、スイス国内で1,000人以上の従業員を雇用しています。スイスにおける事業活動はヒューマンヘルスとアニマルヘルスの2部門に分かれています。スイス国内で年間25件の臨床試験を実施し、これらの試験に必要な医薬品はルツェルン州シャッヘンの研究開発拠点で製造されています。同社は、腫瘍学、ワクチン、急性期治療やアニマルへルスなどの主要事業の強化を図り、約1年前に女性向け医療事業を独立企業としてスピンオフさせる計画を発表していました。

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