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リコーがアクソン・アイビーの株式取得

リコーグループが、Axon Groupからスイス企業Axon Ivy AGの全株式取得を発表しました。スイス・ルツェルンン州に拠点を構えるアクソン・アイビー社はビジネスプロセスのデジタル化を専門としており、買収完了後はリコー社の独立子会社として運営を継続し、同社のブランド、製品、従業員は既存のまま維持する見込みです。

カメラメーカーとして成長を遂げたリコー社はデジタルサービス事業の強化に向けて、スイス・ルツェルン州を拠点とするアクソン・アイビー社の買収に合意しました。イメージ写真:©Pixabay
カメラメーカーとして成長を遂げたリコー社はデジタルサービス事業の強化に向けて、スイス・ルツェルン州を拠点とするアクソン・アイビー社の買収に合意しました。イメージ写真:©Pixabay

株式会社リコー(本社:東京都大田区)が、スイスのハイテク企業アクソン・アイビー社の全株式取得に合意したことを発表しました。アクソン・アイビー社のプレスリリースによると、スイス・ルツェルン州を本拠地とする同社は、この買収により、今後はリコー社の独立子会社として、デジタルカメラ分野をはじめデジタルオフィス通信や印刷システム分野を担う予定です。同社が保持する既存のブランド、製品、パートナーの維持に加え、従業員の継続も見込まれています。本株式取得の取引額に関する詳細は明らかにされていません。

リコー社は本社を東京に構え、チューリヒ州ヴァリゼレンでスイス法人を運営しています。今回の買収により、デジタルサービス分野での事業強化を目指しています。リコーデジタルサービスビジネスユニット プレジデント 大山晃氏は、プレスリリースで「アクソン・アイビー社が開発した自動化プラットフォームの認知は高く、同社は真のデジタルイネーブラーとして顧客、同業者、業界アナリストのいずれからも信頼が厚い」 と、コメントを寄せています。

一方でアクソン・アイビー社側も、リコーグループのグローバルなネットワークの恩恵を受け、デジタル変革サービスに対する世界的な需要増加への対応の強化が可能になります。「私も社員も、我が社がデジタルオートメーション分野のグローバルリーダーと成り得ることを楽しみにしています」 と、アクソン・アイビー社CEOのRolf Gebhard Stephan氏もプレスリリースで述べています。

リコー社は世界約200の国と地域に顧客を抱え、同社のサービスを提供しています。本買収によりリコー社の顧客が取り組むDX推進を支援する能力を強化し、デジタルサービスの会社への変革を加速を目指しています。

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