ニュース

スイスのスタートアップが次世代ボートでHack Osaka入賞

スイスの技術系スタートアップMobyFlyが、Hack Osakaで開催されたHach Award 2022で入賞しました。「Hack Award」は起業家のアイデアとビジネスモデルを競うでグローバル・ビジネスプランコンテストで、2025年に大阪で開催される万国博覧会での展示アイデアを事前選定するイベントです。

今回の受賞により、2025年に大阪で開催される万国博覧会との連携が可能となる見込みです。
今回の受賞により、2025年に大阪で開催される万国博覧会との連携が可能となる見込みです。

スイス・ヴァレー州コロンジュを本拠地とするテクノロジー企業MobyFly社は、水素や電気による駆動の輸送ボートの開発に取り組んでいます。電気駆動ボートにおいては機能を拡充し、水中から航行可能なフォイルを備えています。開発中のボートは時速70km以上の速度で快適かつ迅速に乗客を運搬可能で、従来のエンジンボートとの比較で約70%のエネルギー消費削減を実現します。

MobyFly社は、2月10日に大阪で開催された国際イノベーション会議「HackOsaka」でグローバル・ビジネスプランコンテストの位置づけで行われたHack Award 2022で、参加企業から最終選考10社に残り、最終的に「大阪・関西万博/JETRO大阪本部賞」に選出されました。

「ついにやりました ! この栄誉を手にするために懸命に動いてくれた素晴らしいチームを祝福したいです」と、MobyFly社共同設立者のSue Putallaz氏はLinkedInの投稿で喜びのコメントを公開し、「我々のハイドロボートの活用で、ゼロエミッション・モビリティへの移行に貢献できることを楽しみにしています」と加えています。

今回の受賞により、同社は2025年に大阪で開催される万国博覧会との連携が可能となります。また、日本の貿易振興機関ジェトロや在大阪スイス領事館と科学分野の交流ネットワークを提供するSwissnexとの連携も継続する見込みです。

MobyFly社は、同社開発のボートが大阪湾岸に設置される万国博覧会会場への来場者輸送に採用されることに期待を寄せています。

事業投資ハンドブック

事業拠点としてのスイスの優位点、スイスの投資環境、生産コスト、税制、インフラや新技術、ファイナンスや法務など、会社設立に必要な情報をまとめたハンドブック(全168ページ)を、ぜひご一読ください。

リンク

共有する