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Picterra社が地理空間マッピング民主化に向けて650万米ドルを調達

ヴォー州に拠点を構え、地理空間機械学習ソフトウェアプロバイダとして活動するPicterra社が、VI Partners社が主導する資金調達ラウンドで650万米ドルの調達に成功しました。

今回の資金調達により、Picterra社は、地球観測画像と地理空間的機械学習へのアクセスの民主化を目指した活動を加速させる見込みです。
今回の資金調達により、Picterra社は、地球観測画像と地理空間的機械学習へのアクセスの民主化を目指した活動を加速させる見込みです。

今世紀における地球観測画像は重要な情報として認識されています。衛星写真や航空写真の利用が容易になるにつれ、企業はこの情報をデータ戦略の一環として新たな活用方法を見出だしつつあります。この需要はPicterra社が提供するソリューションの主要な部分に値します。同社のソリューションを活用し、輸送、インフラ、エネルギーネットワークの情報を適切に監視することで、企業側のESG目標達成に貢献が可能です。

ただし、このような需要に対応するには、有用な洞察を得るための目的に沿った機械学習の使用が必要となります。Picterra社のノーコード機械学習SaaSプラットフォームでは、画像上で迅速に可視化する強力な地理空間アルゴリズムを調整と管理を行い、現実世界において及ぼすポジティブな影響を把握し行動に移す判断が可能になります。

ベンチャーキャピタルのVI Partners社の主導によりACE & Company社も参加し、Picterra社は、資金調達ラウンドで650万米ドルを調達に成功しました。これにより、地球観測画像と地理空間的機械学習へのアクセスの民主化に向けた活動を追求できるようになります。

VI Partnersでパートナーを務めるOlivier Laplace氏は、「過去十年間で、衛星やドローンの価格は1/100から1/1000に引き下げられています。これにより、手頃な価格で入手できる分析可能な地理空間画像が爆発的に増加しています。これは、Picterra社にとって、地理空間分析を活用したESGアプリケーション開発によって機械学習の民営化を率いる絶好の機会となるはずです」と、コメントしています。

人類が地球の生態系を守るために

近年実感することが多くなった気候変動の影響は、地球と我々の生活に破壊的な影響を与え続けています。Picterra社の掲げる使命は、あらゆる種類の気候変動に関連するリスクの予測且つ軽減に向けてビジネスをサポートし、人類が地球規模で生態系を保護するためにより良い情報に基づいた意思決定を支援することです。

ACE & Company創業パートナー兼CEOのAdam氏は、「依然として、地理空間インテリジェンスの大規模導入の機会は可能性に満ちています。多くの組織が、この強力なツールがビジネスにおいて果たす役割を認識していません。Picterra社は、機械学習地理空間分析へのアクセスをより多くのユーザに開放し、顧客が精度の高い情報に基づいた意思決定を最もコスト効率の良い方法で実行可能にすることで、この市場を拡大できる先駆的な立場にあるのです」と説明しています。

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