ヌーシャテル州が継続して魅力的なイノベーション集積地として成長を確立するため、同州はマイクロシティの次なる発展段階として増築を決断しました。
2010年から検討が進められていた増築計画では、特にCSEMとスイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)に対し追加のスペースを提供し、入居企業向けの研究開発設備やパートナー企業やスタートアップの入居を受け入れることで、イノベーションクラスターとして更なる発展を臨みます。新設ビルは2026年に竣工を目指しています。
ヌーシャテル州が過去数十年にわたって実施した戦略的で大々的な投資により、同州はイノベーションの誕生の地として名を馳せるまでになりました。2019年に3番目の施設を開設し、マイクロシティと州が新たに着手するのが、この増床プロジェクトです。
ヌーシャテル州イノベーション・エコシステムの入口
仮称として「JD7」と呼ばれる新設ビルは、研究開発用の設備をさらに拡大し、地域のイノベーションエコシステムを活用した会議や交流の場としてのショーケースの役割を担うことを目指しています。スイス・イノベーションが提供する施設の一つとして、マイクロシティは申し分なくその使命を果たすことでしょう。
新設ビルの総面積は107,640平方フィートを超え、オフィス、研究室、クリーンルーム、技術室のほか、会議室、イベントスペース、レストラン、カフェテリアなどの共用部分が含まれます。
入居予定としてCSEMやEPFLが挙げられていますが、民間企業の研究開発部門やスタートアップや協力機関など、地域のイノベーションエコシステムを活用する企業も入居が可能です。新設ビル竣工後は、現状でキャンパス外で複数に分散しているCSEMの活動を、新キャンパス内で統合する見込みです。
新設ビルは地域の開発計画に沿って建築され、現在地域が持つ風景を保ちながら、平らで植栽が施された屋根、開放的な屋外公開空地、豊かな植栽と樹木などで構成で設計されています。