2022年10月29日、ギー・パルメリン経済相の立ち会いのもと、スイス・イノベーション・パーク・バーゼルのメインキャンパスが正式に開業しました。バーゼル・ラント州アルシュビルに立地するスイスでも最も近代的ともいえるイノベーションパークの公式式典に 約200人の招待客が出席しました。スイス・イノベーション・パーク・バーゼルはバーゼル・シュタット州、バーゼル・ラント州、ジュラ州から成るテクノロジーパークで、それぞれの州からはThomas Weber氏(バーゼル・ラント州)カントリー) 、Kaspar Sutter(バーゼル・シュタット州) 、Jacques Gerber氏(ジュラ州)ら大臣が代表して式典に参加しました。
プレスリリースによると、パルメリン経済相は、開会演説で「バーゼル地域のライフサイエンスクラスターは、スイス経済のみでなく、欧州や世界でも主導的な位置を占める極めて重要な存在です」と述べています。同氏は、その事実こと「地域の重要性をさらに高める」 と確信しています。また、スイス・イノベーションCEOのRaymond Cron氏も、開業したキャンパスが健康・ライフサイエンス分野のおける革新的プロジェクトの国際的な道標として、地位を確立していく希望を表明しました。
5万平方メートルにおよぶメインキャンパスでは約2,000人が活動可能な空間を提供しています。建物は、バーゼルを拠点とする建築家Herzog & De Meuronによって設計され、Senn Resourcesが建設工事を請負いました。
メインキャンパスの研究室とオフィスの約70%は既に入居が決まり、バーゼル大学、多数のスタートアップはもちろんのこと、Johnson & JohnsonやBasileaなどの大手企業など38の企業や研究機関が契約を済ませています。スイス・イノベーション・パーク・バーゼルはスイス・イノベーションがスイス国内全土6ヶ所に展開するイノベーションパークの1つです。パーク・バーゼルとして4ヶ所のキャンパスを有し、運営は経済イノベーション開発機関であるBasel Area Business & Innovationが担っています。