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ブロックチェーン技術で発展させる多様な世界

世界知的所有権機関(WIPO)の調査で11年連続で最もイノベーションを進めている国として首位の座に輝くスイス。特にブロックチェーン分野においては早くから技術発展が進み、最先端の技術を支援する先駆的な試みが進められ、世界各国から企業が集結するクラスターも存在しています。ブロックチェーン先進国としてのスイスの取り組みや、日本企業によるスイスでの活動などをディスカッション形式で議論するオンラインセミナーを開催しました。

2021年10月19日、セミナー「ブロックチェーン先進国・スイスの最新技術動向とビジネス展開メリット」をオンラインで開催
2021年10月19日、セミナー「ブロックチェーン先進国・スイスの最新技術動向とビジネス展開メリット」をオンラインで開催。

2021年10月19日、セミナー「ブロックチェーン先進国・スイスの最新技術動向とビジネス展開メリット」をオンラインで開催いたしました。本セミナーでは、日本の大手金融機関によるブロックチェーン事業や欧州事業の紹介、スイスでの事業経験を持つ日本企業による経験談、そして、事業展開の重要要素となるスイスの税制の解説など、スイスでのブロックチェーンを軸に包括的な情報提供をディスカッション形式で執り行いました。各専門分野から総勢8名が登壇し、異なる視点でスイスにおけるブロックチェーン事業活動のメリットを考察しました。

冒頭に本セミナー主催の在日スイス大使館 スイス・ビジネス・ハブ 日本代表 クラウディオ・マツケリより開会挨拶を述べ、その後、株式会社三井住友銀行 デジタル戦略部 部長 鈴木厚行氏、同じく株式会社三井住友銀行 デジタル戦略部 兼 日本総合研究所 先端技術ラボ ブロックチェーン・スペシャリスト 市原紘平氏より、三井住友銀行による欧州ブロックチェーン関連事業をご紹介いただきました。次に「スイスのブロックチェーンビジネス環境と日本企業進出メリット」と題して、株式会社グラコネ 代表取締役 藤本真衣氏、ToyCash 代表 日置玲於奈氏、SEYMOUR INSTITUTE株式会社 マネージングディレクター 太田真氏がパネリストとして参加し、在日スイス大使館 スイス・ビジネス・ハブ 投資促進部長 松田俊宏のモデレーションによるパネルディスカッションが行われました。その後、KPMG税理士法人 インターナショナルコーポレートタックス部門 パートナー 日本国税理士 三浦晃裕氏よりスイスの税制で暗号資産に関わる部分を中心に解説いただきました。

セミナーは140人以上にアクセスいただき、講演中から質問が多数寄せられました。質疑応答の時間が許す限りライブ回答を行い、多くの知見を共有できる場となりました。

当日の講演の一部は本ウェブページ下部よりビデオでご視聴いただけます。

スイスでのブロックチェーン事業の展開をご検討の方は、ぜひスイス・ビジネス・ハブまでご相談ください。

事業展開ハンドブック

事業拠点としてのスイスの優位点、スイスの投資環境、生産コスト、税制、インフラや新技術、ファイナンスや法務など、会社設立に必要な情報をまとめたハンドブック(全168ページ)を、ぜひご一読ください。

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