昨年に引き続き、 チューリヒ はウィーン(オーストリア)に次いで世界で2番目に生活の質が高い都市と評価されました。ジュネーブが 8 位に留まる一方で、バーゼルは 新たに順位を 10 位まで上げました。 スイスの首都である ベルンは 前年と同じ 15 位となり、引き続き世界ランキングの上位に入っています。
このMercer社の調査は世界450 都市の生活環境を分析し、比較するものです。そのうちの 231 都市が、今年のランキングに含まれています。 このランキングは特に外国からの駐在員の生活の質を評価し、多国籍企業や政府、そして行政機関等で役立てることを目的として実施されています。
「さまざまな交通機関へのアクセス、国内・国際的な各地域への移動の便の良さ、そして、電気や清潔な飲料水が供給される水道インフラは、国外の新しい土地で仕事を開始する海外居住者たちにとって最も重要で、必要不可欠なものです。 したがって、インフラ整備が優れていることは、多国籍企業や能力ある熟練労働者、そして海外からの投資を惹き寄せるための競争において、各都市や各地域にとって大きなアドバンテージとなります。」とMercer社のCEOであるParkatil氏は説明しています。
Mercer社は政治、経済、教育や環境の他にも健康医療を含めたさまざまな要因を39項目に分けて生活環境を査定しています。 更に、この調査ではそれぞれの都市の各交通移動手段へのアクセスの便利さ、安定した電力供給や飲料可能な清潔な水道水の供給といったインフラ整備ランキングを個別に参照することも出来ます。 このインフラ整備のランキングの首位はシンガポールで、チューリヒは 9 位にランクインしました。