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工場の未来 - J-BIGインタビュー② -

欧州屈指の日本企業コミュニティが存在するドイツ。その隣国としてのスイスは、在独日本企業にとって、市場へのアクセスはもちろん、身近にビジネスの付加価値を高められる場所として活用できる存在です。スイス・ビジネス・ハブは、ドイツを中心に在欧州で日本とのビジネスに携わる人々を対象としたメールマガジン「J-BIG」にスポンサーとして協力し、毎号スイスにおけるビジネスインタビューを掲載しました。第2回コラムは、スイス・イノベーション・パーク・ビール/ビエンヌ(SIPBB)でスマートファクトリーを展開するドミニク・ゴレッキー氏へのインタビューです。

©SIPBB
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スイス・イノベーション・パーク・ビール/ビエンヌ(SIPBB)のドミニク・ゴレッキー氏とそのチームは、明日を創るスマートファクトリーを展開しています。
 

 

スイスがイノベーションに最適な拠点と成り得る理由を教えてください。

ドミニク・ゴレッキー氏:スイスは、伝統に根ざした強い産業を持ちながら、激しく変化する環境に適応する能力も兼ね備えています。また、精度へのこだわりと同時に合理主義が両立することが、迅速なイノベ ーションを可能にしています。そんなユニークな特徴に加え、都市部と企業の距離が近いことも、さまざまなコラボレーションを促進しています。


 

日本企業がスマート化を実現するために、スイス・イ ノベーション・パーク・ビール/ビエンヌはどのようなサポートを提供していますか?

ドミニク・ゴレッキー氏:洗練されたインフラ、専門的なノウハウ、広範なネットワークを提供しています。私たちの長年培ってきた豊富な経験を活かしたスマートファクトリーラボでは、企業がソリューションを体験し、さまざまなセットアップの実験を行うことができます。さらに、他の企業や政府機関、研究機関などの重要なステークホルダーとの連携も行っています。フ ァナック社や安川電機社、SMC社のように、私たちのネットワークに属するソリューションプロバイダーにとって、スマートファクトリーラボは、製品を宣伝し実証実験を行うための素晴らしいプラットフォームとなっています。

 

現在取り組んでいる先進的なテーマについて教えてください。

ドミニク・ゴレッキー氏:主に、異なるセクターや業界間での信頼性の高いデ ータ流通に関するテーマが中心です。この分野においては、現在、NTT社と面白いプロジェクトに取り組んでいます。データ処理に関しては、人工知能や機械学習に注目しており、その他にも、コラボレーション ロボット、拡張現実(AR)、デジタルツイン、リモートコラボレーションなども、スマートファクトリーラボで取り組んでいる事例です。

スイス・イノベーション・パーク・ビール/ビエンヌ (SIPBB)について、詳しくはこちらから。
 

J-BIG - Japan Business in Germany - 第3回記事より引用
配信元:   Storymaker Agentur für Public Relations GmbH
発行者:   Björn Eichstädt
編集者:   Nina Blagojevic

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