スイス・イノベーション・パーク・ビール/ビエンヌ(SIPBB)のドミニク・ゴレッキー氏とそのチームは、明日を創るスマートファクトリーを展開しています。
スイスがイノベーションに最適な拠点と成り得る理由を教えてください。
ドミニク・ゴレッキー氏:スイスは、伝統に根ざした強い産業を持ちながら、激しく変化する環境に適応する能力も兼ね備えています。また、精度へのこだわりと同時に合理主義が両立することが、迅速なイノベ ーションを可能にしています。そんなユニークな特徴に加え、都市部と企業の距離が近いことも、さまざまなコラボレーションを促進しています。
日本企業がスマート化を実現するために、スイス・イ ノベーション・パーク・ビール/ビエンヌはどのようなサポートを提供していますか?
ドミニク・ゴレッキー氏:洗練されたインフラ、専門的なノウハウ、広範なネットワークを提供しています。私たちの長年培ってきた豊富な経験を活かしたスマートファクトリーラボでは、企業がソリューションを体験し、さまざまなセットアップの実験を行うことができます。さらに、他の企業や政府機関、研究機関などの重要なステークホルダーとの連携も行っています。フ ァナック社や安川電機社、SMC社のように、私たちのネットワークに属するソリューションプロバイダーにとって、スマートファクトリーラボは、製品を宣伝し実証実験を行うための素晴らしいプラットフォームとなっています。
現在取り組んでいる先進的なテーマについて教えてください。
ドミニク・ゴレッキー氏:主に、異なるセクターや業界間での信頼性の高いデ ータ流通に関するテーマが中心です。この分野においては、現在、NTT社と面白いプロジェクトに取り組んでいます。データ処理に関しては、人工知能や機械学習に注目しており、その他にも、コラボレーション ロボット、拡張現実(AR)、デジタルツイン、リモートコラボレーションなども、スマートファクトリーラボで取り組んでいる事例です。
スイス・イノベーション・パーク・ビール/ビエンヌ (SIPBB)について、詳しくはこちらから。
J-BIG - Japan Business in Germany - 第3回記事より引用
配信元: Storymaker Agentur für Public Relations GmbH
発行者: Björn Eichstädt
編集者: Nina Blagojevic