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NTTがスイス・イノベーションで実証実験

ジャパンイノベーションパークは、NTTおよびNTTコミュニケーションズがスイス・イノベーション・パーク・ビール / ビエンヌにおいて、独シーメンス社とともに共同で行う実証実験への支援を発表しました。

Lighthouse Project Industry4.0 参加企業 ©一般社団法人ジャパンイノベーションパーク
Lighthouse Project Industry4.0 参加企業 ©一般社団法人ジャパンイノベーションパーク

一般社団法人ジャパンイノベーションパーク(本社:東京都中央区)は、スイス・イノベーションが運営するテクノロジーパークのうち、ベルン州に立地するスイスイ・ノベーション・パーク・ビール / ビエンヌ(SIPBB)での活動を支援する団体です。SIPBBでは、インダストリー4.0を推進するスイススマートファクトリーを展開し、「Lighthouse Project Industry 4.0」と称して製造エコシステムにおけるさまざまな実証実験を行っており、グローバル企業を中心に約50社がスイススマートファクトリーに登録・参画しています。

NTT(日本電信電話株式会社、本社:東京都千代田区)およびNTTコミュニケーションズ(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、本社:東京都千代田区)は、SIPBBが提供するLighthouse Project Industry 4.0 に参加し、シーメンス社と共同で行う低炭素・資源循環型経済への転換を目指した製造プロセス横断でのCO2排出量の可視化等に関するデータ流通の実証実験を実施することになりました。

本実証実験プロジェクトではNTT社は欧州のデータ基盤「GAIA-X」のコア技術「IDSコネクター」と、秘匿性の高いデータを安全に流通させる「DATA Trust®」構想を具現化したNTTコミュニケーションズの「Smart Data Platform (SDPF)」を用いて、スイススマートファクトリーの実証実験データをEU域内や日本からセキュアに参照できる試験環境を構築し、法令や契約にもとづき各データの利用権限を適正に制御できる国際的な仕組みの実用性・運用性の検証も行う予定です。

SIPBBのスイススマートファクトリーには、NTT・NTTコミュニケーションズの他、ファナック株式会社(本社:山梨県忍野村)や株式会社安川電機(本社:福岡県北九州市)など、日本を代表する大手企業がメンバーとして参加しています。

ファクトシート:スイスの先端製造業

スイスは、腕時計、機械、電子、金属、医療などの産業を伝統的に発展させてきたことで、高度に工業化した精密産業クラスターが形成されています。現在では先端製造プロセス(インダストリー4.0)において世界をリードする地位を占め、世界有数の研究施設と革新的な産業との緊密な連携を特徴として、グローバル企業にとって理想的な環境を提供しています。

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