ニュース

「デジタル医療 x 共創 x 日本とスイス」の可能性を探る

デジタル医療技術とイノベーションを軸に、様々な分野で活躍する日本企業とスイス企業から選りすぐりの登壇者を迎え、東京・大阪・スイスの3拠点から情報提供を行うセミナーを開催しました。革新的技術を開発・製品化するスイスのスタートアップのプレゼンテーションや、スイスでの協業経験を持つ日本企業による今後の展望など、両国の企業にとって、スイスでの技術発展を深める可能性と利点を探る議論となりました。

2022年5月31日、イノベーションセミナー「Tomorrow's Health スイスのデジタル医療技術」を開催。総勢7名が東京・大阪・スイスの3拠点から登壇。
2022年5月31日、イノベーションセミナー「Tomorrow's Health スイスのデジタル医療技術」を開催。総勢7名が東京・大阪・スイスの3拠点から登壇。

2022年5月31日、イノベーションセミナー「Tomorrow's Health スイスのデジタル医療技術」を開催いたしました。

冒頭に本セミナー主催の在日スイス大使館 スイス・ビジネス・ハブ 日本代表 クラウディオ・マツケリより開会挨拶を述べ、続いて、スイス・イノベーション CEO レイモンド・クロン氏より、スイスのイノベーション環境やスイス・イノベーション・パークの活用事例などを説明しました。

その後、サスメド株式会社 CEO 上野太郎氏より、同社の注力する技術分野と、スイスとの共創、そして今後の展望をお話しいただきました。そして、スイスからスタートアップのプレゼンテーションに移り、1社目は自動運転技術の応用で視覚障害者向けウェラブルシステムを開発するbipedのCEO マエル・ファビアン氏が登壇しました。市場投入間近の同社製品の開発背景と今後の展開を説明いただきました。2社目はParitheraのCEO アントワンヌ・ヘルツォグ氏が登壇し、がん治療において有功な血中循環がん細胞検査を、同社が特許を取得済みの耐性リスクのモニタリングを搭載することで検査の領域の幅を広げる技術を紹介しました。

最後に、スイス・ビジネス・ハブ 投資促進部長 松田俊宏と小林製薬株式会社 中央研究所 研究推進部 社外連携グループ 羽山友治氏の対談では、羽山氏よりチューリヒ大学でのオープンイノベーション経験談を経て、日本企業とスイス研究機関の相性や類似性、他国との比較によって尚際立つ優位性などを解説しました。

セミナーは150人以上にアクセスいただき、講演中に視聴者から寄せられた質問にはライブで回答し、ご登壇の皆さま並びに視聴者の皆さまと多くの知見を共有できる場となりました。当日の講演の一部は本ウェブページ下部よりビデオでご視聴いただけます。

スイスでのR&D事業やオープンイノベーションをご検討の際は、ぜひスイス・ビジネス・ハブまでご相談ください。

 

事業投資ハンドブック

事業拠点としてのスイスの優位点、スイスの投資環境、生産コスト、税制、インフラや新技術、ファイナンスや法務など、会社設立に必要な情報をまとめたハンドブック(全168ページ)を、ぜひご一読ください。

共有する