スイスはこれまでにも研究やイノベーションに関する国際ランキングにおいて常に上位を維持してきました。今回発表されたSERIによる「スイスにおける研究とイノベーション報告書(2016年版)」では、その 成功の秘訣、そして、今後もスイスが世界でも有数の革新的な経済圏としての地位を守っていくための必要事項などが解説されています。 この報告書は、スイスという革新的な国に関心を寄せ、その基盤となっている実情とデータを必要とする全ての利害関係者のために作成されました。 これは参考文献・資料として今後の議論の礎となり、4年ごとに更新される予定です。
「スイスにおける研究とイノベーション報告書(2016年版)」の構成は以下の通りです。
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第1章(Part A): スイスの研究・イノベーションシステム
スイスの研究・イノベーションシステム、その構造や関連する機関などについて述べています。 -
第2章(Part B): 国際比較に見るスイスの研究とイノベーション
スイスの研究・イノベーションシステムの特徴および他の経済圏との比較を掲載しています。 投資、相互作用、パフォーマンスにおける様々な要因を解説しており、この章は2年ごとに更新されて電子版で発表される予定です。 -
第3章(Part C): 特定の分野における考察
スイスの研究・イノベーションシステムに関する4つの側面を、専門家が詳細に分析しています。研究1: スイス国内中小企業による研究・イノベーション活動
研究2: 在スイス多国籍企業による研究・イノベーション活動
研究3: 公的イノベーション促進活動の需要と供給
研究4: スイスの研究・イノベーションシステムに組み込まれた応用科学系大学
「スイスにおける研究とイノベーション報告書(2016年版)」紹介映像(英語)
(出典: スイス教育研究革新庁(SERI)ウェブサイト)