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スイスのデュアル教育システムが輩出する人材は世界トップクラス

スイスの若手熟練技術者の技能は世界でもトップクラスです。 これはスイスのデュアル教育システムが誇る成果です。この教育システムにより、職務上の実績やキャリア形成の可能性を広げることができ、最新の調査がこのことを裏付けています。

スイススキルズ・チームは熟練技術者のスイス代表であり、過去数年間に渡り数々の国際大会で上位に入賞するなど、際立った成績を収めています。 2016年には、スイス代表チームはヨーロッパ王者として表彰されています。

スイス代表が世界トップレベルの成績を収めた理由として、スイス独自のデュアル教育システムが挙げられます。 学業教育と職業訓練を並行して行うこの教育システムを活用し、学業成績のみでなく熟練技術者として国際大会で賞を獲得するなど、成功へのチャンスを掴むことができます。 このことは、教育研究者であるマグリット・シュタム教授が発表した調査報告書「The top 200 young professionals」でも証明されています。この報告書は、2月8日にベルンで開催された2017年スイススキルズ・デー(SwissSkills Day 2017)で発表されました。

高い質を誇る職業訓練は、スイスのイノベーションの推進力を高めています。

スイスの教育制度は学力・学術面でも国際的に高く評価されており、デュアル教育システムは、それを直接的で実践的な職業教育によって補完しています。 職業教育は通常3年から4年かけて行われ、需要が高く必要とされている職業資格や、実際に採用される職場に合わせて教育や研修を受けることができます。 大学の専攻課程での学修と職業教育が並行して実施されることで、理論と実践的な能力を理想的に兼ね備えた若手熟練技術者が輩出されています。 質の高い職業教育こそ、スイスのイノベーション や経済における重要な基盤です。スイスの経済市場は意欲溢れる熟練技術者や、彼らを統括する管理職者にとっても魅力的な労働市場を提供しています。

スイスの教育システムは世界的に高く評価されており、世界経済フォーラムが発行している国際競争力レポートでは、スイスの教育システムは国際比較で幾年にも渡って世界1位の評価を受けています。

スイス連邦経済教育研究省のヨハン・シュナイダー=アマン大臣は、スイススキルズ・デー2017において、「本日発表されたシュタム教授の報告書は、我々スイスのデュアル教育システムの独自性を示してくれました。 スイスでは、家庭の社会階層や学業成績にかかわらず、素晴らしいキャリアプランを形成することができます」とコメントしています。

新しい推進委員会は技能五輪国際大会をスイスに誘致しようとしています。

スイス連邦審議会によれば、新たに設立された「スイススキルズ推進委員会(Initiative SwissSkills)」には、将来的にスイスの教育システムをより一層推進させることが期待されています。 この推進委員会は、スイスの職業訓練をさらに支援し、その強みやチャンスを今まで以上に広く認知させることを目指しています。 加えて、2021年に開催される「WorldSkills 2021」をスイス・バーゼルに招致することが求められています。 2021年の開催地は、本年アブダビで開催される「WorldSkills 2017」で決定されます。

「スイス・スキルズ推進委員会」は公的機関および民間企業によって支援・運営されています。

参考資料: スイススキルズ(SwissSkills)によるプレスリリース (独語、仏語、伊語)

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