ニュース

スイス事業投資セミナーを開催

 スイス外国企業誘致局は、5月20日にKPMG税理士法人、一般財団法人海外投融資情報財団、株式会社三菱東京UFJ銀行の後援を受け「スイス事業投資セミナー」を開催しました。

 

 近年、欧州およびグローバル展開を見据えた戦略的な拠点としてスイスが選ばれており、立地選択の決め手として地理的優位性や魅力的な税制のみなら ず、スイスのイノベーション力や教育制度に着目する企業も増えてきています。本セミナーではスイスの投資環境や税制の詳しい説明に加え、実際に M&Aを経てスイス進出を果たした日本企業の経験談や、スイスのイノベーション力を日本人の視点で客観的に捉えた講演も交え、様々な視点からの 「スイス投資」について考える1日を設けました。

 冒頭でスイス大使館 スイス・ビジネス・ハブ 日本代表 ロジェ・ツビンデンより開会の挨拶を述べ、続いてスイス外国企業誘致局 主席担当官 寺岡正樹がスイスの投資環境の説明を行いました。その後、 セミナーの後援企業であるKPMG税理士法人より高嶋健一氏がスイスの税制とその動向について解説を行い、複雑な税制をわかりやすい資料と説明で詳しくご 紹介いただきました。後半はスイスに拠点を構える日本企業の経験談として旭硝子株式会社の烏山純一氏を迎え、スイス企業picoDrill社の取得から実 際のマネージメントに携わったご経験をお話しいただきました。最後はスイスのイノベーション力と人材マネジメントについて、一橋大学イノベーション研究セ ンター 江藤 学特任教授による活気溢れるご講演でプログラムを終えました。

 当日はスイス・ベルン州、チューリヒ大都市圏、ヴォー州の経 済開発局担当官も参加し、セミナー後の懇親会では来場者および講演者と積極的に情報交換を行いました。スイス外国企業誘致局は、事業展開を行うにあたり必 要となる州政府への相談や交渉も仲介・支援しています。次回のセミナーは本年秋頃の開催を予定しています。

 

もっと読む
共有する