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NEC子会社がスイス企業のがん治療薬事業を買収

NEC子会社のNECオンコイミュニティ社が、スイスのバイオテクノロジー企業ヴァクシム社のネオアンチゲンワクチン療法事業を買収しました。

NECオンコイミュニティ社による買収によってネオアンチゲンワクチン治療薬の市場化を目指す。(写真はイメージ)
NECオンコイミュニティ社による買収によってネオアンチゲンワクチン治療薬の市場化を目指す。(写真はイメージ)

NECオンコイミュニティ社(NEC OncoImmunity AS、ノルウェー・オスロ)は、スイスのバイオテクノロジー企業ヴァクシム社(VAXIMM AG、バーゼル)のネオアンチゲンワクチンによる個別化がん治療事業の買収を発表しました。NECオンコイミュニティ社はNEC社が2019年に子会社化した企業で、AI技術をがん治療支援に活用するソフトウェアの開発を手掛ける企業です。

ヴァクシム社共同創設者兼CEOのHeinz Lubenau氏は、「NECオンコイミュニティ社は、当社の新しいネオアンチゲンプログラムを発展させ、がん患者治療に役立てるための市場化を実施するにあたり理想的な企業であると信じています。既に同社のAIプラットフォームを活用して実施された共同研究は欧州で臨床試験の承認を得ており、我々の新技術から派生した新抗原ワクチンプログラムへの投資に期待しています」とコメントしています。

ヴァクシム社は、同社独自の経口T細胞活性化プラットフォーム技術や、膠芽腫治療用に開発を進めるVXM 01など、他の全ての製品化候補技術に対する権利は保持しています。

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