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ヨーロッパ一速いコンピュータはスイスに

最近の「スーパーコンピュータTop500」のランキングによると、世界一速いコンピュータは前年同様、中国が所有しています。一方、スイスには世界で6番目、ヨーロッパでは一番速いコンピュータがあります。

スーパーコンピュータTop 500ランキングは、処理能力が高い商業用コンピュータシステムのトップ500をランク付けしたものです。ハイエンドアプリケーションに常用される汎用システムのランキングリスト作成がその主な目的であるため、主にメーカーやユーザー、潜在的利用者の関心の的になっています。

今回5年連続で世界一の座を占めたのは、中国の国立国防科学技術大学が開発したスパコン「天河二号」です。一方、ルガーノスイス国立スーパーコンピューティングセンター(CSCS)連邦工科大学チューリヒ校が運用している「ピーツ・ダイント」(オルトラーアルプスの山の一つ)は、2013年以降ヨーロッパのトップに立っています。そのリンパック・ベンチマークは毎秒6.27ペタフロップス(浮動小数点演算を1秒間に6.27兆回実行)を記録し、大規模な線型方程式を解くためのツールとしては現在最高です。消費電力もわずか2.325キロワットにしかなりません。

このような高ランクは、世界に名高いスイスの情報通信技術における評判をさらに高めるものです。詳細は事業展開ハンドブック(イノベーションとテクノロジー)をご覧ください。

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