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EPFLがデジタル・トラストセンターを開設

スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は、8つの団体や企業と共に、ITセキュリティ、データプロテクション、プライバシー・コンプライアンスに特化した研究所の開設を発表しました。

ブロックチェーン技術や人工知能など、経済と社会のデジタル化は新しい機会ともに試練をも創出します。伝統的に永世中立の立場であり、且つ、デジタル技術の専門性も広く知られているスイスは、デジタル化時代において機会を創出し、試練の解決を導く重要な鍵となっています。新設されたデジタル・トラストセンターは、EPFLキャンパス内に立地し、デジタル化された世界でのトラスト環境を整えるサイバーセキュリティ、個人情報保護、トランスペアレントネットワークの研究を行います。

「デジタル・トラストは我々の戦略の核となる部分です。このプロジェクトに参画している全てのパートナーが、どのような分野のデジタル化サービスに携わっているかに拘らず、直面する疑問に答え、事業目標達成を支援できるプラットフォームになりたいと考えています。」と、このプロジェクトのディレクターであるJean-Pierre Hubaux氏はEPFLのプレスリリースでコメントしています。

デジタル・トラストセンターは、EPFLが持つサイバーセキュリティ、データプロテクション、ブロックチェーン、スマート・コントラクト技術の知識と、卓越した専門性を誇るInternational Committee of the Red Cross (ICRC)、Lausanne University Hospital (CHUV)や、ELCA、SICPA、 Swisscom、Swissquote、 SGS、SwissReなどの民間企業のノウハウを統合し、サービスを提供する予定です。

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