ブロックチェーンは分散型アプリケーションを可能にする革命的技術で、金融業、保険業、サプライチェーンなど多くのグローバル経済に応用が可能です。この世界的需要を受けて、この分野に特化した講義の新設がジュネーブ州で相次いで発表されています。
2019年1月、ジュネーブ大学の継続教育では、ブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)の講義を新設します。この講義は主にDLT、イーサリアム、NEO、ハッシュグラフの技術を3ヶ月間で学びます。
「イーサリアムはブロックチェーン技術を用いて開発された最初の分散型アプリケーションです。」と、ディレクターのJean-Marc Seigneur氏は説明し、「イーサリアムが新しい言語とツールを使用したのに対し、NEOは、多くの開発者が既に使用していた言語とツールを用いたことから、中国版イーサリアムと表現されることも多いです。」と加えます。
ブロックチェーンを広範囲に網羅するプログラム
また、2019年1月にはCREAもWeCan.Fundと共同で、ブロックチェーン、仮想通貨、ICOの認定コースを開設します。「Blockchain Strategy」コースは、ブロックチェーンアプリケーションをビジネスに適用させて利用したい人向けに構成されており、「ICO」コースでは具体的に仮想通貨で資金を集める技術に特化して学ぶことができます。
「我々はスイスのフランス語圏において最初のブロックチェーン関連講義を開設しました。経済需要に沿って講義内容を変化させていくことで、継続教育の機会改善を図っています。新設講義は社会現象に対する能動的な反応の表れです。ジュネーブ州ではこの分野への関心は非常に高まっています。」と、CREAの継続教育を統括するFrédéric Dumonal氏は説明しています。