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日本とスイスからグローバルに取り組むESG

世界各国で脱炭素やカーボンニュートラルを基盤とする法的枠組みの制定が見込まれ、これからの経済活動発展には気候変動や労働環境の対策を講じた企業経営が必要不可欠となる今、日本企業のみならず世界のグローバル企業が果たす役割とは。ESG経営をエコシステムとして支援するスイスという立地の魅力や、企業が現段階から導入可能なESG関連サービスなどの紹介を交え、これからのグローバル経営とスイスとの関係性を考察するセミナーを開催しました。

2022年10月26日、事業投資セミナー「スイスを活用したESG経営」を開催。日本とスイスから総勢7名が東京会場に集まり登壇しました。
2022年10月26日、事業投資セミナー「スイスを活用したESG経営」を開催。日本とスイスから総勢7名が東京会場に集まり登壇しました。

2022年10月26日、事業投資セミナー「スイスを活用したESG経営」を開催いたしました。

冒頭に本セミナー主催の在日スイス大使館 スイス・ビジネス・ハブ 日本代表 ファビアン・シュティーファーターより開会挨拶を述べ、続いて、IMD北東アジア代表 高津尚志氏より、「企業が目指す新しい世界戦略にスイスがいかに貢献できるか」と題して、ビジネススクールの視点から、ESG経営をサポートするスイスの生態系や優位性を解説いただきました。

その後、ESG関連サービスを提供するスイス企業として、クライメイト・ニュートラル・コモディティ(CNC)、レプリスクジャパン株式会社、South Pole 日本オフィスがプレゼンテーションを行いました。CNC共同創業者兼ディレクター  ポール・セバスティアン氏は、企業による環境配慮活動の標準化、透明性、検証に対応する初の独立した認証制度やその具体的な導入事例などを説明しました。2社目のレプリスクジャパン株式会社 ジェネラルマネージャー・シニアESGアドバイザー 久世素子氏は、企業のESGリスクを体系的に特定・評価する世界最大のESGリスクデータベースとその活用方法を紹介しました。3社目のSouth Pole 日本オフィスからはマネージング ディレクター イノベーション シニア アドバイザー 共同創業者 パトリック・ブルギ氏とシニア ビジネス ディベロップメント マネージャー 久保待香氏が登壇し、クライアント企業の事業内容に適した排出量削減・排出回避・炭素除去プロジェクトを提案について解説しました。

最後にスイス・ビジネス・ハブ 投資促進部長 松田俊宏が登壇し、後半はIMD高津尚志氏との対談形式で会場やオンライン視聴者との質疑応答も交えながら、互いに意見を交換し合うかたちで執り行われました。

セミナーには計100人以上が参加し、登壇者と視聴者の皆さまと多くの知見を共有できる場となりました。当日の講演の一部は本ウェブページ下部よりビデオでご視聴いただけます。

ESG関連活動をはじめ、スイスでの事業設立、R&D事業やオープンイノベーションをご検討の際は、ぜひスイス・ビジネス・ハブまでご相談ください。

 

事業展開ハンドブック

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