ヌーシャテル州ラ・ショー=ド=フォンに立地するテクノロジーパーク「マイクロシティ」に拠点を構えるスタートアップCoat-X社は、2015年に設立され、高付加価値部品を湿気や腐食から保護する超密着薄膜コーティング製品の開発と製造を専門としています。
同社の専門性の高い技術基盤は、製薬会社のジョンソンエンドジョンソン社とEngineering School HE-ARCとの共創により創出されたものでした。この度、新たな市場への参入を視野に、世界各地で広範囲に産業向け工具を製造する日本企業オーエスジー株式会社(OSG、本社:愛知県豊川市)と戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。
この合意により、OSG社がCoat-X資本へ出資し、Coat-X Japan株式会社を設立。日本における拠点は愛知県豊川市のOSG本社敷地内に設けられ、Coat-X社の製品は、2022年初頭より、新設のコーティングセンターから直接アジア市場へ提供開始の見込みです。
あらゆる産業にCoat-Xの技術をもたらす
日本企業との新たな連携により、Coat-X社は既存の顧客サービス基盤を強化しながら、優位的にアジア市場へのアクセスが可能となります。世界33ヶ国で事業を展開し、17の生産拠点を有するOSG社は、Coat-X社の革新的な薄膜コーティング開発継続と、急速に変化する環境で高性能なマイクロカプセル化コーティング技術を必要とする多様な産業に同社の「スイス製」技術を提供するにあたり、最適なパートナーです。