Roivant Sciences社のプレスリリース(英語)によると、新設のGenevant社は、2020年までに5-10のRNA治療薬候補を開発することを目標としています。
Genevant社は、バーゼル州を拠点とするRoivant Sciences社とカナダのArbutus Biopharma Corporationとの共同出資の合意により設立され、スイスの大手製薬企業RocheでRNA治療薬事業のグローバル統括者だったBo Rode Hansen氏が、Genevant社の代表取締役および研究開発部門統括に就任します。
合意には、遺伝性疾患の治療薬を開発に向けて、Arbutus社がGenevant社に脂質ナノ粒子とリガントコンジュケートデリバリー技術の専属的ライセンスを発行することも含まれています。これによりGenevant社は、特定の疾患に対する治療法の開発に取り組み、mRNA、RNAiおよび遺伝子編集に基づいた選択肢の開発に焦点を当て、最終的に患者にとって最も効果的な治療法を選択を可能にします。
Genevant社はバーゼル州に本社、米国本社を米国・マサチューセッツ州のケンブリッジ、研究開発センターをカナダ・ブリティッシュコロンビア州のバーナビーに構える予定です。