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高度人材にとって魅力的な国

OECDの最新の調査によると、スイスはOECD加盟国でも、高度人材にとって最も魅力的な国の一つであることがわかりました。特に、学生にとっての人気度はOECD加盟国でトップであり、起業家にも好感度が高い国となっています。

スイス連邦工科大学チューリヒ(ETH)
スイス連邦工科大学チューリヒ(ETH) ©Gian Marco Castelberg

OECDが、高度人材、学生、起業家にとって、加盟各国の魅力度を調査しました。調査項目は「機会の質」、「所得と課税制度」、「将来の展望性」、「家族環境」、「技能環境」、「包括性」、「生活の質」などが含まれ、潜在移民としての入国や滞在に関する状況などが審査されています。

高度人材に人気のスイス

調査結果によると、スイスは高度人材、学生、起業家に人気が高いことがわかりました。高度人材対象の調査では、OECD加盟国内第3位となり、上位にはオーストラリアとスウェーデンが入っています。学生対象の調査では、スイスはOECD加盟国内で最も魅力的な国と評価され、ノルウェーとドイツが続いています。起業家対象の調査では、カナダとニュージーランドに次いで第3位の結果でした。

移住者歓迎の文化

「移民制度以外にも多くの要素が各国の魅力度に影響しています。」と、OECDの雇用・労働・社会部門担当ディレクターのStefano Scarpetta氏はコメントしています。「専門家にとっては迅速なビザ発給が重要な要素ですが、高度人材にとっては、同行する家族の環境も重視する傾向があります。」と加え、スイスは他のドイツ語圏の国々よりも移民を歓迎する文化が根付いているとしています。

今回のOECDによる調査は、特定の3カテゴリーに属する海外からの優秀な人材(高度人材、学生、起業家)を呼び込み且つ滞在を促す能力において、OECD加盟各国の強みと弱みを多元的な枠組みで捉えた最初の包括的な調査となります

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