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自動車産業向け新プラットフォーム

自動車産業界の既存企業、メンテナンス業者、スタートアップなどの相互対話を促進し、産業全体のイノベーションの活性化を図るプラットフォームが開設されました。この新設プラットフォームはSwiss Startup FactoryのCarhelperとチューリヒ応用科学大学によって設立されました。

 

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© Carhelper

スイスの自動車産業における新しい協会Swiss Association for Automotive Transformation (SAAT)が新設され、プレスリリースで発表されました。これまで、スイスにはスイスの自動車産業界の専門家やイノベーターが情報交換を行う場が存在せず、SAATはその隔たりを解消すべく、既存企業、メンテナンス業者、スタートアップのネットワークを構築するプラットフォームとして確立されました。その他にも、協会に属することで、協会が提供するオンラインデータベースにアクセス、各種イベントへの参加や自動車業界に影響を及ぼす課題についての最新調査資料などの閲覧が可能になるなど、企業側にとっても多彩なメリットがあります。

同協会はSwiss Startup Factory (SSUF)、スイス・チューリヒ拠点のスタートアップCarhelper社、チューリヒ応用科学大学(ZHAW)の共同で設立されました。Carhelper社は、各種メンテナンス業者のサービスや料金の一覧を作成するプラットフォームを提供し、自動車産業のイノベーションにおいて先駆的な役割を果たしています。

チューリヒ応用科学大学で講師を務めるAndreas Block氏は、この新しいプラットフォームを自身の研究プログラムの知識源と考えています。「現在の自動車産業におけるデジタル革命や技術発展は、多くの企業に豊富な機会を提供します。産業界の専門家との活発な交流は価値ある研究プロジェクトへとつながり、その研究結果は非常に実践的です。」と、説明しています。

また、Swiss Startup Factory (SSUF)の共同創設者のMax Meister氏も、「SAATは、大手企業とスタートアップ、メンテナンス業者などの相互対話を確立し、画期的なプロジェクトを共同で生み出すことができる優れたプラットフォームだと思います。」と、コメントしています。

 

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