「Octagon by B Living」イノベーション・キャンパスは、ジュネーブ州のル・グラン=サコネに立地するデュポン社の欧州本社跡地を活用しています。ジュネーブ湖地域、ジュネーブ空港、国連コミュニティが交差する地点に位置し、ジュネーブの国際エコシステムを象徴する場所となっています。
3つの八角形の商業ビルで構成されるこのインキュベータの賃貸スペースは22,590㎡にのぼり、最大で200のスタートアップとその従業員1,500人の入居が可能です。イノベーションに特化した新キャンパスは、40,000㎡のBiotech Campusや5,000㎡のFONGITに並ぶジュネーブ最大級の設備を誇ります。
このキャンパスを運営するSalvatore Matteis氏は元Yahoo社幹部で、スタートアップ業界で非常に活発に活動しています。同氏は、「Octagonは単なるインキュベータではなく、イノベーションが焦点となる巨大な"実験室"として捉えるべきです」と、説明しています。
企業と人間社会の成長の場
Salvatore Matteis氏は、厳しい競争市場を勝ち抜くため、職場の慣例とされるものを刷新しようとしています。Octagonは、インキュベータ、コワーキングスペース、居住スペース、商業エリア、カンファレンス施設やイベント施設を組み合わせることで、イノベーションプロジェクトの促進を図るとともに、より持続可能なビジネス活動モデルや、より健康的な生活環境の創出を促進したいと考えています。
「私たちが入居企業に望むことは、社会的、環境的、経済的に社会にポジティブな影響を与えるイノベーションを生み出す活動を行っている、ということです。スタートアップであれ、起業家であれ、大手グローバル企業であれ、この施設内で社会的起業家精神に特化したイノベーション・エコシステムを創出することが基軸となっています」とコメントしています。