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スイス3都市 生活の質ランキングでトップ10に

国際的なコンサルティング企業Mercer社は、毎年、生活環境についての調査結果を発表しています。最新の調査結果で、チューリヒ、ジュネーブ、バーゼルの3都市が世界でも生活の質が高い都市のトップ10にランクインしました。 チューリヒは、首位のウィーンに次いで、2位となっています。

チューリヒのパラーデプラッツで話す人びと
快適な生活: チューリヒの生活環境は、世界2位の評価です。

マーサー社によって毎年実施される「世界生活環境調査・都市ランキング」は、企業や組織団体が新規拠点開設を検討する際に、活動拠点としての立地条件の比較に役立ちます。 この調査結果は、世界450都市に住む海外駐在員を対象にした評価に基づき、231位までは順位が付けられランキングとして公表されます。 分析される項目には、政治的安定や、医療保健、教育、犯罪率、衛生、インフラ整備などの要素が含まれています。

ここ数年でスイスのチューリヒは、世界で2番目に生活の質が高い都市として評価されるようになりました。 ウィーン(オーストリア)が首位を獲得し、チューリヒの後には、ミュンヘン(ドイツ)、オークランド(ニュージーランド)、バンクーバー(カナダ)が続きます。 スイスの他の2都市も、昨年同様にジュネーブが8位、バーゼルが10位と、上位10位内の座を維持しています。 同調査で日本の都市の順位は、東京50位、神戸50位、横浜55位、大阪59位、名古屋64位という結果でした。

有能な人材を惹きつけ、国内に留めるための最高の立地を誇るスイス

「グローバリゼーションの拡大と労働力の人口構成の変化に伴い、適切な人材を惹きつけ、国内に留まらせることが、今後の5年以上に渡ってビジネスの鍵を握る課題となるでしょう。」と、マーサー社のシニア・パートナーであり、キャリア部門長も務めるIlya Bonic氏はコメントしてます。

今年の1月にINSEADが発表した人財競争力に関する国際調査 が示しているように、スイスはこの課題を克服するにあたりトップを走り続けています。 国内で成長した人材をさらに際立って優れた発展をもたらし、国内に留めることに関して世界一です。とりわけ、法規制、市場、事業や研究施設といった点で理想的な経済環境を提供しています。

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