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バイオポールがライフサイエンス特化の3施設を2024年までにオープン

スイス・イノベーション・パーク・ネットワーク・ウエスト EPFLに属するバイオポールが、3棟の新施設建設で拡大を続けています。新施設はライフサイエンス分野に特化し、2024年までに関連企業の入居用に23万㎡のオフィススペースと研究施設が整備される予定です。

バイオポール・ライフサイエンス・キャンパス
バイオポールには、現在までに総面積54,000㎡の建物が建設されています。

近年の研究施設、オフィススペース、サービススペースにおける需要の高まりに対応するべく、Biopôle(バイオポール)は、ライフサイエンス分野の研究開発やマーケティングに専念する企業の入居を可能にする施設増設の提案要求を行いました。

「ライフサイエンス分野は、スイス経済とヴォー州にとって重要な資産です。今日、この地域における新たなスタートアップの創出と設立を支援するために、多くの地域的イニシアティブが活動しています。我々バイオポールは近代的で優れたインフラを提供するだけでなく、起業家に対して友好的なコミュニティやネットワークを擁するダイナミックなエコシステムを提供しており、まさに唯一無二の環境といえるでしょう。この新プロジェクトを通じて、既存企業の拡大を支援し、新規企業の入居を迎えることができるのを嬉しく思っています」と、バイオポールCEOのNasri Nahas氏は説明しています。

新施設はスイスのミネルギー基準に則り、木枠ファサードや植物に囲まれることで、2019年からNature&Economieラベルを受賞して都市環境で自然生態系を促進したい、というバイオポールの意向に沿った計画が進められています。

継続的な拡大をみせるヘルスバレー中心部

ヘルスバレーの中心に位置し、継続的に拡大しているバイオポール・キャンパスには100以上の企業や研究機関が入居し、約2'000人が通勤しています。キャンパス内は起業家と研究者によるダイナミックなコミュニティが形成され、入居企業の約70%が他入居企業とのコラボレーションを実現しています。2009年に初代建物が建設されて以降、今日までに総面積54,000㎡の施設を有するまでに成長しています。

 

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