スイス・ドイツ語圏の週刊紙「Handelszeitung」によると、Amazon Web Services (AWS) は今年の春にチューリヒ・シールシティにオフィスを構え、7月20日にチューリヒを本社とするAmazon Data Servicesを設立したと報じられています。新拠点設立により、同社の大容量データを用いて分析を行うことでスイス企業や海外の顧客へのサービス拡充が期待されています。また、記事では、Amazon社の事業が拡大するにつれチューリヒ拠点の重要性が増している、と加えて説明されており、スイスが同社の次期欧州拠点としての可能性を示唆しています。
Amazon社は現在までにドイツ・フランクフルトとアイルランド・ダブリンに欧州拠点を構え、2017年には英国に新拠点を設立予定であり、「現在、AWSの顧客は世界13地域から選択が可能です。」と、Amazon社の広報担当Robert Belle氏は強調しています。チューリヒには幾つかのデータセンターがあることから、今後AWSにとってもスイスがデータセンター候補地となることでしょう。
